猫のつめとぎ  "Sharpening of a Cat's Claw"
2017(photographed 2005-2007)

 

・自らの武器である爪を磨き、古い爪を剥がし新しい爪を再生させること。
・行動範囲に自らの存在をマーキングすること。

この猫の行う『つめとぎ』の習性は、私にとって日常のスナップ写真を撮ることと同じ衝動に感じる。
スナップ写真という爪を磨き、私の目の前に現れる日常の断片をマーキングしていく行為。

その行為としての『つめとぎ』によって残された痕跡(写真)には、その時間、個の記憶、写真に残された偶然の痕、視覚的刺激が描かれている。
その混在した痕を、1つの模様として写真集の形にまとめ、それはこれからも続いて行く。